ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント

―レジリエンスとサステナビリティーを実現する新時代のSCM―

ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント 書影
著者株式会社クニエ SCMチーム
出版社日経BP
発行日2022年11月7日
ISBN978-4-296-20081-8
定価2,640円(税込)

書籍紹介

半導体不足、新型コロナウイルス感染症の拡大、ロシア・ウクライナ問題などにより、グローバルでのサプライチェーンを巡る状況は一変しています。加えて、カーボンニュートラルやESG経営など、これまでとは異なる観点での企業評価が進み、サプライチェーン・マネジメント(SCM)の在り方は転換点を迎えています。

従来のSCMは、計画通りに実行し、お客様にお届けするのが当たり前という前提の中で、いかに効率的にできるかが主なテーマでした。しかし、精緻に立案した計画が想定外の事象により実行できないことが常態化しています。

クニエは、不確実性が大きく高まった現在を「SCM 5.0」と定義しており、これまでの静的なSCMから、速やかに変化を捉え対応していく「ダイナミック(動的)・サプライチェーン・マネジメント」にシフトすべきと提唱しています。

本書では、日本におけるSCMの変遷を整理したうえで、新時代のダイナミックSCMに備えるべき新しいマネジメント機能や、実現に向けた課題について解説するとともに、SCMリーディングカンパニーの先行事例も紹介しています。

目次

第1部 SCMの歴史と変遷
第1章SCMとは何か
第2章SCM前史
第3章SCM 1.0:効率重視型SCM
第4章SCM 2.0:反応重視型SCM
第5章SCM 3.0:S&OP
第6章SCM 4.0:デジタルSCM
第2部 SCMを取り巻く環境と課題
第7章モノが買えない、作れない、運べない
第8章予測と制御が困難な外部環境変化の増大
第9章高まる社会問題への対応ニーズ
第10章高まる供給の不確実性
第3部 SCM 5.0時代が求めるマネジメント
第11章新時代に求められるダイナミックSCM
第12章ダイナミックSCMが備えるべきマネジメント機能
第4部 SCMリーディングカンパニー先行事例
第13章旭化成:サプライチェーン一貫の損益管理とGHG排出量の可視化
第14章オムロンヘルスケア:End to End SCMでの「Bias-less Planning」
第15章コニカミノルタ:事業強化型SCMとBCPシミュレーション
第5部 SCM 5.0:ダイナミックSCMの実現に向けた課題
第16章SCMを企業ケイパビリティーとして高めるための検討範囲
第17章ダイナミックSCM実現に向けた問題点
第18章経営観点の施策:SCMを経営アジェンダとして捉える
第19章デジタル観点の施策:新たな業務を生み出す土台としてデジタルを捉える
第20章組織・人材観点の施策:ダイナミックSCMを担う組織を定義して人材を育成する