グローバル企業向けサステナビリティコンサルティング

フォーティエンスは、グローバル展開する企業が直面するサステナビリティ課題に対し、戦略構想から現地拠点での実行、国際基準への情報開示までを一貫して支援します。各国で異なる規制やステークホルダーの要請を受けながら、本社主導で全社的な体制を構築・運用しなければならないという課題に対して、EUのCSRD・CSDDD、ISSB・SSBJなどの国際開示基準や、SBTi・TNFDといったグローバル枠組み、さらにはESG格付対応・多国籍ステークホルダーとの対話までを網羅的にサポート。サステナビリティが単なるコンプライアンス対応にとどまらず、事業戦略と一体化し、グローバルでの競争力と信頼構築につながるよう、ビジネス成長と企業価値向上の実現を支援します。

サステナビリティ戦略立案支援

POINT 1

フォーティエンスは、グローバルに事業を展開する企業に向けて、全社・各拠点の双方に整合したサステナビリティ戦略の立案と実装設計を支援します。各国の制度・社会課題・市場要請の違いを踏まえ、全社共通のパーパスを軸にしたマテリアリティの定義、各拠点・各事業での目標設定、グループ全体での方針・KPIの整合を図ります。加えて、報酬制度への連動、社内教育・意識醸成、ガバナンス体制の整理といった、経営としての実行力を備えた仕組みの構築をサポート。グローバル企業に求められる「戦略の一貫性」と「現地適応の柔軟性」の両立を実現します。

GHG削減支援

POINT 2

GHG排出量の可視化と削減を、グループ全体・サプライチェーン全体で一貫して実現するための支援を行います。Scope1〜3を対象に、拠点ごとの排出量データの標準化、SBTi準拠の目標設定、削減施策の選定と展開、第三者認証の取得、クレジット活用の検討までを包括的にサポート。地域ごとの規制やステークホルダーの期待に応じた方針策定・実行支援、さらにはサプライヤーへの働きかけや契約条件の整備を通じて、国境を越えた脱炭素マネジメントの実行基盤を構築します。

生物多様性・ネイチャーポジティブ支援

POINT 3

気候変動と並び、グローバルでの注目度が高まっている生物多様性領域において、TNFDのLEAPアプローチに基づく分析・戦略立案・開示を支援します。
「Locate(地域特定)」でリスクのある地域・生態系を特定し、「Evaluate(評価)」により優先領域を抽出。「Assess(リスク・機会評価)」を通じて依存・影響関係を可視化し、「Prepare(対応戦略)」で施策と成果指標を策定します。分析結果はTCFD/TNFDに整合した情報開示に結びつけ、報告書作成や開示ストーリー設計も伴走。生物多様性保全と事業成長の両立を支える対応を実現します。

非財務情報システム構築支援

POINT 4

フォーティエンスは、グローバル企業が各拠点・各サプライヤーから非財務情報を一元的に収集・分析・活用できる体制の構築を支援します。CSRD・ISSBをはじめとする国際開示基準への対応だけでなく、現地法規との整合や多言語対応、開示対象の拡張も視野に入れ、業務とシステムの双方を設計。AIやクラウドを活用した効率的な情報収集・分析、開示資料の自動生成、社内ポータルでの共有などにより、非財務・財務情報の統合を前提とした情報基盤を整備します。

デューデリジェンス実施支援

POINT 5

人権・環境デューデリジェンスの整備・実行を、CSDDDをはじめとする国際的な規制や社会的要請に対応した形で実装します。自社・サプライチェーン全体におけるリスクの洗い出し、ヒートマップの作成、サプライヤーの優先分類、方針・行動規範の整備、苦情処理メカニズムの構築、是正措置計画の運用まで、実務と規制を両立させた設計・運用を支援。UNGPやOECDガイドラインなど、国際的に信頼される枠組みに準拠した対応を推進します。

コミュニケーション・情報開示支援

POINT 6

統合報告書、有価証券報告書、TCFD・TNFD開示、CDP対応、サステナビリティレポートなど、多様なグローバル開示チャネルへの対応を支援します。ESG評価機関(MSCI、S&P、Sustainalytics等)や規制当局、投資家・NGO・顧客など、国や利害が異なる多様なステークホルダーに向けて、整合性のあるメッセージと実績が一貫して語られるストーリーを設計。信頼構築・企業価値の可視化・社内意識の醸成をすべて叶えるアウトプットを構築します。

調査 / レポート

サプライヤーマネジメントの進化

~「サプライヤーマネジメント」から「戦略的サプライヤーマネジメント」へ、そして「バーチカルチェーンマネジメント」へ~

昨今、供給不足やサプライチェーン分断、地政学リスクの顕在化などにより企業を取り巻く環境が大きく変わる中、企業はサプライチェーン全体でQCD+αの適正化を実現する取り組み「戦略的サプライヤーマネジメント」に取り組んでいく必要があります。 本ホワイトペーパーでは、従来のサプライヤーマネジメントと戦略的サプライヤーマネジメントの違いや実現事例を取り上げます。 また、今後、調達購買部門主導で企業の競争力強化を実現する有効なアプローチとして、川上から川下までを含むバーチカル(垂直)でバリューチェーンを最適化する「バーチカルチェーンマネジメント」の概念や取り組みについても紹介します。

サプライヤーマネジメントの進化

サプライヤの人権に関する取組状況の調査

日本企業におけるサプライヤの人権デュー・デリジェンス(人権DD)の実施状況や調達業務への活用状況など、サプライヤの人権DD実施や調達業務への活用に関する課題が何かを把握するために、実態調査を行いました。 当社が過去実施した個別インタビューや調査で得られた日本企業の実態や課題などについて紹介します。

サプライヤの人権に関する取組状況の調査

GHG(温室効果ガス)排出量削減の取組状況調査

「Scope3 GHG排出量可視化・削減の取組」は難易度が高いとされていることから、現状の「GHG排出量算定・検証」、「目標設定」、「削減施策実行」、「サプライヤとの取引への反映」に関する取り組み状況と課題を把握するために調査を行いました。 当社が過去実施した個別インタビューや調査で得られた日本企業の実態や、先進企業における最新の課題とともに、GHG削減の取り組みを成功に導くポイントについて解説します。

GHG(温室効果ガス)排出量削減の取組状況調査