東北大学は農地から出る温暖化ガスの一酸化二窒素(N2O)を、微生物を活用して4割削減する技術を開発した。農地に残る肥料の成分から生じるN2Oを、温暖化を起こさない窒素に変換する。企業と連携して2030年までに実用化を目指す。N2Oは日本が排出する温暖化ガスの1.5%を占める。政府は食材に使う農作物の生産などで取引先から出る温暖化ガスの量も、27年度から大手の食品企業などが開示するように義務付けて...
【取材】畑の肥料から出る温暖化ガス、削減の主役は微生物 東北大学が実験
2025.05.31
日本経済新聞 電子版