Anaplan活用による要員人件費計画システム構築

人的資本経営において、経営・事業戦略と連動した要員計画の策定や、事業の変化に対応した人件費のシミュレーションが求められており、人材情報を主管する人事部門への期待は否応なく高まっています。しかし人事の現場では、要員人件費計画の策定は、依然として「各部署から要員数を記載したExcelを回収し、部署間の異動者を人事部門が手作業で調整する」など、Excelを中心とした非効率な業務となっています。計画の策定までに多くの手作業や長い時間を要することで、データの精度や鮮度を担保することができず、経営からの期待に十分に応えることは難しい状況にあります。
当社はこれらの課題を解決するため、クラウドベースのビジネスプランニングソフトウェア『Anaplan』による要員人件費計画システムの構築を支援します。リアルタイムでのデータ分析やシミュレーションが可能となり、戦略的な人材配置とコスト管理が実現できます。

単なるシステム導入ではなく業務設計も含むスタイルが特長

POINT 1

Excel中心の業務から脱却し、要員人件費計画業務を効率化させて経営からの期待に応えることが、これからの人事部門にとって非常に重要なミッションとなります。しかし、それは単に既存の業務をそのままAnaplan等のシステムに置き換えるだけでは達成できません。以下の「要員人件費計画業務のシステム化における主要検討事項」に記載の通り、システムの仕様以上に、貴社の要員人件費についての考え方やルールを再整理することが重要です。人事制度設計からIT運用支援まで幅広いケイパビリティを有する当社だからこそ、貴社にとって最適な要員人件費業務のあるべき姿を共に設計できます。

当社要員人件費計画テンプレートの活用

POINT 2

これまでの要員人件費計画システム構築支援の経験をもとに、要員人件費計画業務のAnaplanテンプレートを作成しています。「Anaplanテンプレートを活用した導入モデル」のように、あらかじめ当社が作成した要員人件費計画のテンプレートを叩き台として貴社の新しい要員人件費計画業務をクイックに設計することが可能です。また、貴社の現在の業務をベースとして要件を整理し、オーダーメイド型のシステム化も可能です。

要員人件費計画のシステム化支援の事例

POINT 3

Anaplanによるシステム化を実現されたお客様の事例を紹介します。

当該企業は、全国100を超える拠点から年に1回、次年度のバイネーム要員計画(個人ごとの異動計画と採用計画)をExcelで収集しており、本社人事で部門間異動者の確認・調整、経営報告用レポートの作成、その後の人件費シミュレーション等の業務に膨大な工数がかかっていました。このような状況の改善のため、全国の担当者が次年度の計画を入力し、システム上で部門間異動者の調整が可能な仕組みをAnaplanで構築することで、これまで本社人事が経営報告までにかけていた約1か月の期間を1週間に短縮し、スピーディーな経営判断に貢献しました。

※Anaplan公式サイト:https://www.anaplan.com/jp/

Insight