人的資本開示向け ISO30414対応テンプレート「Q-Disclosure」 by Tableau

人的資本開示に向けた取り組みでは、往々にして経営との合意形成や施策の立案、情報マネジメント基盤の整備に時間がかかることが、実践上の課題となっている企業が多く、課題解決に向けた即効性のある具体的なシステム導入のツールが求められています。(図1)

本サービスはISO30414および政府可視化指針推奨指標に準拠したレポートをプリセットしたテンプレートを活用し、開示可能な情報から順次活用が可能であり、戦略に則した情報の整備の範囲を拡大することで段階的に開示範囲を広げ、人事施策と連動する情報活用基盤を実現することが可能です。(図2)

図1:人的資本開示におけるデータ・システム課題

図2:「Q-Disclosure」by Tableauの7つの特徴

分析BIツールによるレポート作成

POINT 1

フォーティエンスの人的資本開示テンプレート「Q-Disclosure」by Tableauは、汎用分析BIツールとしてメジャーかつ操作性の高いツールである「Tableau」での活用を前提に設定されており、本テンプレートの既存設定をお客さま企業の環境に合せて移植・調整することで設定後、直ちに人的資本開示対応が可能となります。(図3)
また、ISO30414の11項目58指標および有価証券報告書3指標に準拠していることから、導入後直ちに全ての指標を集計した表やグラフをレポート形式で表示することができます。(図4)

新たな情報マネジメント基盤の構築不要

POINT 2

人的資本開示レポート作成では、人事外も含めた情報の集約がポイントとなるため、以下の特徴を有しています。

①既存システムからの元データを、Tableauの汎用的な複合CSVとしてユーザローカル環境。またはTableauクラウド上で共有管理が可能
②会計システム・その他外部システムとの連携事前設計が可能

「Q-Disclosure」 by Tableauでは、外部データ等を汎用的な複合CSV形式で連携するため、人的資本の各種基礎データを格納するための情報マネジメントシステム基盤は不要です。(図5)
また顧客固有システムとの連携想定のワークテーブル(所定書式csv)を事前定義済みのため、人事以外の会計システムやその他外部システム等との連携も容易に実現が可能であること、データ管理のための既存システムのライセンス追加費用も不要といったことなどから、コスト面でもメリットが見込まれます。(図6)

データソースの更新処理の自動化による運用負荷軽減

POINT 3

「Q-Disclosure」 by Tableauでは、Tableau Prep(既存システムから素データ出力後のデータの事前加工(準備)ができるデータクリーニングツール)を活用し、データの更新時期(追加、洗い替え等)に定型処理を予め定義しておくことで、実行処理のみが可能となります。(図7)
またシステムはクラウドベースのため、組織全体で共有(ホスティング型)が可能となり、サーバーの構築、バージョンアップ等のメンテナンスも不要です。

テンプレート製品情報

・「Q-Disclosure」は、お客様のTableauの利用状況に合せた導入プロジェクト形式でご提供となります。(原則、テンプレート本体のみの販売はしておりません。)
・テンプレートはお客様環境での買い取りとなり、バージョンアップ更新はなく、保守及びライセンス料等は発生しません。

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