事業グロース調査レポート
新規事業立ち上げ後の「事業グロース」に携わったことのあるビジネスパーソン314名を対象とした実態調査を実施し、“失敗する事業グロースの特徴”を20のポイントとしてまとめました。 そして調査・分析結果に加え、事業グロースを成功に導くための要点を「フォーティエンスの提言」として解説します。

近年、デジタル技術の進歩や消費者意識の変化を背景として、企業の事業環境は急速に変化しており、日本の製造業でも「モノからコト」や「サービス化」を経営目標として掲げる企業が増えています。
しかし、製造業がサービス事業を立ち上げる際には複数のハードルがあり、国内における成功事例は一握りしかありません。
当社は、「サービタイゼーション」に関する豊富なコンサルティング実績を踏まえ、戦略策定からリリース後の事業成長まで、一気通貫のコンサルティングサービスを提供しています。
POINT 1
フォーティエンスでは、サービタイゼーションを「モノの売り切り以外のビジネスモデルへの移行」と定義しています。これまで製造業が手掛けてきた、「モノ」を「売る」というビジネス以外のモデルに移行することを指しています。
例えば、「モノ」以外への移行の例として、マネージドサービスが挙げられます。これはモノだけではなく、モノに関連する顧客の“非コア業務”を取り込むビジネスモデルです。例えば複合機メーカーは、MPS(Managed Print Service)というサービスを展開しており、複合機を導入しているオフィスに対し、コスト削減や業務効率化を支援するサービスを提供しています。
また、「売り切り」以外への移行の例としては、“サブスク”に代表される継続課金型のモデルが挙げられるでしょう。
POINT 2
注目を浴びるサービス事業ですが、国内での成功事例は一握りしかありません。
フォーティエンスは、サブスク事業やデータマネタイゼーション(データを活用した新規事業)に関するコンサルティングを提供しており、書籍も執筆しています。
これらの知見を基に、サービタイゼーションを阻む“7つの壁”を定義しています。ここでは、一例を紹介します。
【事業企画フェーズ】「モノ売り」視点の顧客理解(②)
「顧客視点で考えよ」という言葉はよく語られますが、メーカーにおいては「モノ売り」視点での顧客理解に留まっているケースが大半です。
モノ売りの場合はモノが売れればよいため、極論すればエンドユーザーが買った後に全く使っていなくても、メーカーとしては問題ありません。
一方でサービス事業になると、顧客が継続的に「利用」しないとマネタイズできません。そのため「購入」に伴う課題だけでなく、「利用」に伴う課題や、モノとは直接関係しない、ユーザーの生活(B2Cの場合)や業務(B2Bの場合)の課題まで広くとらえる必要があります。
POINT 3
サービス事業は既存事業の延長にはなく、新規事業として臨むべきものです。そのため、サービタイゼーションを成功に導くためには、特定のプロセスにおける「カイゼン」では不十分であり、テーマ選定からリリース後の事業運営まで、一気通貫の取り組みが必要です。
当社は豊富なサービタイゼーションの支援実績を踏まえ、各プロセスにおいて詳細な“方法論”を作成しています。
サービス事業の成功を目指して取り組まれている方は、まずは一度お気軽にご相談ください。
新規事業立ち上げ後の「事業グロース」に携わったことのあるビジネスパーソン314名を対象とした実態調査を実施し、“失敗する事業グロースの特徴”を20のポイントとしてまとめました。 そして調査・分析結果に加え、事業グロースを成功に導くための要点を「フォーティエンスの提言」として解説します。
D2C事業の従事者1,239名へのインターネット調査を行った結果、D2C事業が成功した企業はわずか32%に留まり、68%が失敗している事実が明らかになりました。 当社は、これまでのD2C関連プロジェクトの支援実績や国内外D2Cの事例調査、インタビュー調査結果等をふまえ、D2C事業の成功と失敗を分ける16の分岐点を導出し、D2C事業を成功に導くためのポイントを解説します。
データマネタイゼーション事業立ち上げ経験者300名を対象に実施した定量調査に加え、20社以上へのインタビューとコンサルティング現場での経験を踏まえ、データマネタイゼーション事業の成功に向けたポイントを解説します。
事業化に向けたメタバースビジネスの検討に携わったことのある経験者500名への調査と、20名へのインタビューをもとに「事業化に失敗するメタバース13の特徴」を導出、事業化成功に向けたノウハウを解説します。
なぜ91%のサブスクは失敗するのか?
サブスク事業経験者500名への定量調査から判明した、「失敗するサブスク 17の特徴」について解説します。 コンサルティング現場での経験を踏まえ、サブスク事業の成功・失敗に関わるノウハウを「フォーティエンスの提言」として提示。
~新規事業の成功確率を高めるには~
新規事業経験者600名が経験した、新規事業に関する定量調査結果の分析とコンサルティング現場での経験を踏まえ、新規事業の成功確率を高めるためのヒントを解説します。
地方分散データセンターは実現するか
(1)企業間から業界全体へ
自社EC・自社アプリ、Webサービス・・・成果につなげるD2Cの“再構築”
【第3回】アセットを活かした事業開発のアプローチ、4つのステップ
【第2回】大企業ならではのアセットを事業機会へと転換するには
【第1回】大企業ならではの事業開発を
【第2回】「パートナー・組織・人材」「全体」に関わる落とし穴と対処法
【第1回】新たなビジネスモデルによる新規事業の必要性と難しさ
【第3回】実効性のあるクローズドループの仕組み
【第2回】CX向上につながるドライバー要因の特定と評価制度設計について
【第1回】古くて新しいカスタマーエクスペリエンス議論の現在地
クリエイティビティが指す未来
【第1回】プロダクトへのAI普及とサステナビリティの波
【第4回】データマネタイゼーションの実現へ向けたアプローチと検討すべきポイント
【第3回】データマネタイゼーションの実現を阻む障壁 5つの障壁と対応策
【第2回】データマネタイゼーションのビジネスモデル
【第1回】「データマネタイゼーション」とは何か
収益貢献のための新ITサービス事業実現に向けたIT部門の役割
【第5回】既存事業との対立を乗り越えるために
【第4回】サブスク事業の成功に向けた“利益方程式”
【第3回】サブスク事業が失敗に至る“負のスパイラル”
【第2回】サブスク事業企画の進め方
【第1回】教科書や書籍では語られないサブスク失敗の要因
なぜ91%のサブスクは失敗するのか?
~新規事業の成功確率を高めるには~